こんにちは!オフィス 花の小庵です
品質管理とは?
と、言われると、何か難しいことを勉強しなくては?と思われるかもしれません
ですが、品質管理の基本は、決して難しいことではなく、日々のルーティンの中に組み込むことで、難なく行うことができます
ポイントは、何を、どう組み込むか、です
今日は、「日常点検表」についてお話します
日常点検表とは?
日常点検表とは、管理すべき対象(設備や部材)について、日ごろからチェックしておくべきことをまとめ、それを記録するものです
この目的は、その対象が、問題なく使えるか、異常がいないか、を確認することです
これを行うことによって、その日の業務を問題なく始められる、または、その日の業務は問題なかったことが確認できるようになります
それは、お客様へ粗悪なものを提供しないこと、事故を未然に防ぐことにつながります
日常点検の具体的な実践方法
では、具体的にどうすればよいか?
まずは、管理すべき対象を決めます
これは、ほぼ全てのものが対象、と思っていただきたいです
例えば、レストランであれば、
厨房
- ガスコンロ、オーブン、レンジ、などの調理機器
- 冷蔵庫
- 包丁、ナイフ、などの調理器具
- 食器類
- ゴミ箱
調理部材
- 食材
- 調味料類
フロア
- テーブル、椅子
- メニュー表
- 床や窓
- トイレ
- 照明
と、チェックすべき対象はたくさんあると思います
次に、それぞれの対象毎にチェックすべき項目を決めていきます
- 機器は動作するか(電源は入るか)、温度は適切か
- 破損している箇所、汚れている箇所はないか
- 不足しているものはないか
- 賞味期限を過ぎていないか
など
ここでは、大雑把に書きましたが、なるべく具体的に書くのが良いです
温度は何度か、幾つ以下になったら不足か、など
そして、これらを表にします
例えば、
ここで、ポイントは2つ
- 毎日確認すべきことと、毎日でなくてよいものがある
- 確認したチェックマーク(✔)を記載するものと、数字などを記載するものがある
コンセントの状態は、動かす設備でなければ、毎日でなくてもよいかと思います
温度や量は数値で記入しておくと、変化が確認できます
温度:範囲内だが、日々低くなってきていないか(異常値になる前に修理依頼ができる)
量:あと何日で無くなるか、予測できる(発注の時期を予測し決められる)
そして、この日常点検表のチェックをルーティンの中に組み込みます
- 始業時の点検
- (トイレなど)2時間ごとの点検
- (清掃状態など)終業時の点検
日々、こつこつとやることが品質管理では大切です
日常点検表を使うことで、確認もれを無くし、異常を事前に察知しやすくなります。
あなたも、日常点検表を作って、日々の品質管理を実践してみてください
オフィス 花のお客様は、身近な個人経営の方です
工場などでは当たり前のように実践されている品質管理の考え方は、どんなところでも活用できる考えです
もちろんあなたの仕事にもです
私たちでよければ、ぜひお手伝いさせてください
2019年5月
小庵 !(^^)!