こんにちは!オフィス 花の小庵です
5Sについての話を綴っています
効率改善の秘策 5S 「整理」について - オフィス 花のブログ
効率改善の秘策 5S 「整頓」について - オフィス 花のブログ
効率改善の秘策 5S 「清掃」について - オフィス 花のブログ
効率改善の秘策 5S 「清潔」について - オフィス 花のブログ
最後のSは「躾(しつけ)」です
「躾」
これまで「整理」「整頓」「清潔」「清掃」の4つのSを綴ってきましたが、これらは主に現場スタッフの方が実施するものでした
この4つのSを続けていくためには、マネージャーやリーダーの指導が大切です
現場のスタッフが4つのSを実施したとして、それが一時のことであれば意味がありません
継続していかなければなりません
5つ目のSである「躾」が無ければ、なかなか継続していくことが難しいです
そして、その「躾」を行うのが、マネージャーやリーダーという立場の人になります
さあ、ではどうやって「躾」を行えばよいでしょうか?
マネージャーやリーダーの腕の見せ所になります
腕の見せ所、どのように指導しますか?
あなたがマネージャーやリーダーであれば、4つのSをどのようにして現場スタッフに指導していきますか?
- 現場スタッフに、その効果を実感してもらう
これは現場スタッフのモチベーションを高めるのに有効な方法です
これまでの作業を当たり前のこととしてやっていたとして、4つのSを実施することによって、作業効率が大きく改善したとすれば、当たり前が当たり前でなくなります
新しい当たり前が、現場スタッフの中に構築されます
新しい当たり前より作業効率が悪くなる状態は、受け入れられなくなります
そのことが4つのSを継続していくモチベーションになります
いきなりすべての4Sを始めるのではなく、まず一部のエリアを実施し、その効果を皆さんで共有してみてください
- 掃除の時間を仕事の一部として組み込む
さあ、あなたがマネージャーやリーダーの立場で現場スタッフに業務指導するにあたって、4Sを仕事の一部に組み込めることができるでしょうか?
掃除の時間を仕事の一部として確保できなければ、どんなに口うるさく言っても、実施することはできません
掃除の時間を確保する → 業務効率が上がる → 余った時間を新しい業務に充てる
と考えることはできますでしょうか?
5Sは業務の一部である、という考えです
- チェックリストや点検表を用意する
工場では当たり前にあるチェックリストや点検表を用意します
チェックリストとは、始業時、終業時などに実施する業務を忘れずに実施するためのリストで、実施した項目に✔(チェック)を入れていきます
点検表は、業務で使う設備などの定期点検の表で、設備の状態や動作確認を、毎日、毎週、毎月など、定期的にチェックしていきます
4つのSについてもチェックリストや点検表を活用することで、実施の有無を定期的に確認していきます
✔(チェック)は現場スタッフが記入するとして、現場任せではなく、マネージャーやリーダーであるあなたが、そのチェックが正しく行われたかどうかを確認します
なので、チェックリストや点検表には、現場スタッフが実施を記入する欄と、マネージャーやリーダーが確認を記入する欄が、それぞれあることが望ましいです
ただし、一週間前の不備を指摘しても、遅いです
可能な限り、そのときに確認し、指導してください
あなたのマネージャーやリーダーとしての技量を存分に活用して、「躾」を実施し、4つのSを継続させてください
5Sの活用範囲は多岐にわたる
さて、これまで5Sについて綴ってきましたが、いかがでしょうか?実践できそうでしょうか?
何か、実践を阻むものがあるでしょうか?
もしあるのであれば、それはどんなものでしょうか?
それが具体的に示せるのであれば、その阻むものについて5Sで考えてみませんか?
例えば、忙しくて、そもそも5Sを実施する時間が取れない、という場合
忙しくしているものに5Sを行うのです
忙しくしている業務を整理してみましょう
・今すぐやらなければならないこと
・明日でもよいこと
・来週でもよいこと
・やらなくてもよいこと
そして、やらなくてもよいこと、は「やらない」と決めます
やらなければならないことについては、さらに細分化して、整理していきます
はい、5Sは、事務所や作業場所の片づけだけでなく、仕事そのものについても行うことができます
あなたの仕事は5Sできていますか?
その他、パソコンのデスクトップ画面やデータや書類を管理するフォルダ、スマホの画面やアプリの配置、自分のカバンの中、今日一日のスケジュールなど、応用は多岐にわたります
ぜひ5Sを実践、実感していただきたく、まずはやれること、思いついたことからやってみてください
オフィス 花のお客様は、身近な個人経営の方です
工場などでは当たり前のように実践されている5Sは、どんなところでも活用できる考えです
もちろんあなたの仕事にもです
ぜひ5Sを実践していただき、その効果を実感してもらいたいと思っています
私たちでよければ、ぜひお手伝いさせてください
2019年2月
小庵 !(^^)!
参考資料
- 「トヨタの片づけ」 ㈱OJTソリューションズ 中経出版